すりおろしりんごとはちみつの組み合わせは風邪に最強!その理由とは?

ringo
” An apple a day keeps the doctor away.”ということわざを聞いたことはありますか。

ヨーロッパは勿論日本でも、りんごは「医者いらずの果物」として古くから重宝されてきました。

風邪に罹ってしまった時、
「そういえばりんごは風邪に良いんだっけ?」と、
りんごを買いあさってひたすら食べた、なんて経験をしたことはありませんか。

記憶のどこかに、りんごは風邪に効くという認識があったからかもしれませんね。

では、実際にりんごは風邪に効くのでしょうか?

  

風邪にはりんご!すりおろしリンゴで効果倍増

りんごが風邪に効果的と言われる所以は、

りんごの持つ栄養素にあります。

りんごには、

ポリフェノールやビタミンが豊富に含まれているというのは、

広く知られていることだと思いますが、

その他にも、

ペクチンやリンゴ酸、

クエン酸などが豊富に含まれています。

こうした栄養素が消炎効果や疲労回復効果などを持っていることから、

りんごは風邪によく効くと言われるようになったのです。

風邪と一言で言っても色々な種類がありますよね。

りんごが一番効果を発揮する風邪というのが、

おなかの風邪になります。

というのもりんごには、

整腸作用があるからなのです。

整腸作用に特に効果を発揮してくれるのが、

りんごの皮なのですが、

おなかを痛くしている時に消化の悪いものを食べたいなどと思う人は少ないと思います。

では、どうやって整腸作用の効果を持つりんごの皮を食べるのかというと、

これは言わずと知れた、

すりおろし方法になります。

皮を水でよくよく洗った後、

すり金ですりおろすだけです。

少々手間がかかりますが、

これでおなかにも優しい皮つきりんごのすりおろしが完成します。

ところで、

りんごはすりおろした方が効果が上がるというのをご存知でしょうか。

りんごはすりおろしたものとそのままの形状のものでは、

酵素量が全く違ってくるのです。

りんごはすりおろしたものの方が、

酵素量が各段にあがるため、

それだけ免疫力もあがるとされています。

また、すりおろすことで食べやすくもなるため、

風邪で辛い時などには本当に良いです。

風邪によく効く組み合わせはこれ!りんごとはちみつ

風邪をひく時というのは決まって、

いくつもの症状を併発しますね。

ただののど風邪だと思っていたら、

おなかの風邪だったなんて経験はありませんか。

辛い鼻づまり、咳、頭痛、腹痛、

一つでも当てはまれば風邪は風邪なのですが、

これらが一つに組み合わさっていることの方が多いかと思います。

さて、さきほどりんごはおなかの風邪に効果的だと述べましたが、

おなかの風邪にしか効果がないというわけではありません。

例えば、

先にあげたりんごの栄養素の一つであるペクチンは、

粘膜を保護する役割があるので、

内蔵の粘膜保護は勿論、

喉や鼻の粘膜にも効果を発揮してくれます。

この効果をより強力なものにしたいのであれば、

はちみつを加えることをお勧めします。

はちみつのもつ粘質は、

ガサガサになってしまった喉に潤いを与えてくれる働きがあります。

また、りんごもはちみつもどちらも甘味なので

喉にも大変優しいです。

ここで、

はちみつとりんごの組み合わせについてもう少し詳しく述べておきます。

はちみつは150種以上もの栄養素を持っていることでも知られていますが、

特筆すべきは、

その吸収性でしょう。

身体にすっと栄養素が入っていくため、

はちみつそのものだけでも、

風邪に対する効果が高いと言われています。

そのはちみつとりんごを組み合わせると、

ビタミンCの吸収力が格段にあがるため、

風邪で疲弊した体のエネルギーを回復させ、

免疫力もアップさせてくれる効果が期待できるのです。

なので、

りんごとはちみつを組み合わせるだけで、

風邪に十分対抗できるものを作ることが出来るのです。

風邪によく効くりんごジュースを作ろう!レシピ紹介

りんごのすりおろしたものが効果的ということは分かっても、

実際にすりおろすのは面倒くさいですね。

そうした時に手が伸びるのは、

お店で売られている100%果汁のりんごジュースなのではないでしょうか。

お店で売られている100%果汁のりんごジュースというのは、

ストレートタイプと濃縮還元タイプがあります。

ここで気を付けたいのが、

濃縮還元タイプは、

加熱処理によって作られているため、

りんごのもつ栄養素が崩壊しているということなのです。

なので、

この濃縮還元タイプを飲んだところで、

風邪の予防にも対策にもなりません。

因みにストレートタイプのものの方が、

りんごのもつ栄養素に近い栄養素を含んでいると言われています。

もし、スーパーなどでりんごジュースを買う場合には、

ストレートタイプのものを選ぶようにしましょう。

しかし、風邪に対する本当の効果を得たいのであれば、

やはり、

りんごをすりおろしたものを食べるが一番です。

すりおろすのは面倒だけれど、

りんごの効果を100%得たいという方のために

りんごジュースレシピをご紹介いたします。

材料(1人前)

  • りんご 1/2 個
  • レモン 少々
  • はちみつ 少々
  • 生姜 少々
  • メープルシロップ(お好みで)
  1. まず1/2に切ったりんごを皮ごとよく洗います。
  2. ボールにガーゼを引きます。その上にすりおろしたりんごを乗せるようにします。
  3. すべてすりおろせたら、ガーゼの端を持ってりんごの汁をしぼり出します。しぼりカスは小さじ1杯分だけ残しておきます。
  4. お湯にはちみつを溶かします。お湯とはちみつの割合は大体3対1ぐらいですが、お好みで変えても問題ありません。
  5. 4で作ったものを㈫で作ったりんごの汁に入れて混ぜます。
  6. 3で残しておいたカスにレモン汁を少々とすりおろした生姜少々を混ぜ合わせ、5で出来たジュースに入れます。よくかきまぜて出来上がりです。

りんごはものによってあまり甘くないもののあるので、

甘さが足りないなという場合には、

はちみつを足すかメープルシロップを足してみて下さい。

メープルシロップは血糖値を上げず、

栄養価も高く、

普通のお砂糖を加えるよりもずっと健康的なので、

おすすめです。

また、4のところで、

お湯にはちみつを溶かすとしましたが、

お湯ではなく紅茶でも良いです。

色々とアレンジがいのあるレシピになっているので、

自分の風邪専用レシピを開拓してみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

りんごの持つ栄養素の力、

素晴らしいですね。

手近に効果な薬がなくても、

りんごさえあれば十分とも言えそうです。

ところで、風邪の流行る冬場は、

ちょうどりんごの季節でもあります。

風邪の予防もかねて、

早いうちからりんごを食べるという習慣をつけるのも良いかもしれませんね。

「のどが痛い。風邪かな?」

と思ったら、

温かいりんごの飲み物を飲んで、

これ以上症状が悪化しないよう、

早めの対策を心掛けましょう。