浴衣美人は汗対策も隙なし!インナーや素材を変えて臭いなんて言わせない

花火、夏祭りの季節がやってきますね。
「今年こそは、浴衣を着て彼氏と花火大会に行きたいなぁ」と思っている
方も多いのではないでしょうか?

でも、浴衣で心配なのが、「洋服よりなんだか暑そう……」ということ。
汗による着崩れが心配な人もいるでしょう。
花火大会や夏祭りに行くと、「うわぁ、みっともな〜い」と思うほど、
汗でよれよれになった浴衣姿の女の子を見かけることありますものね。

あんな姿を見てしまうと……浴衣で出かけるのをためらってしまいます。

せっかくの花火デートなのに、「汗がだらだら、臭いも気になる」のでは、
花火を楽しむどころではなくなってしまいます。

でも、花火大会などであたりを見回すと、
汗を見せず、涼しげに、かっこよく、素敵に浴衣を着こなしている女性が
たくさんいます。

どうしてこんなに差が出るのでしょう?

どうせなら、自分もあんなふうに素敵に着こなしたい!

そこで、この夏の浴衣美人を目指す方に、その対策と方法を伝授します。

日本の夏ですから、どうがんばっても汗はかきます。
でも、汗対策をすることで、彼の目を釘付けにして離さない、すてきな
思い出を作ることはできるのです。

浴衣の汗対策、まずは基本をおさえよう

浴衣をお持ちの方は、浴衣の下に何を着るかが、いちばんの汗対策です。

浴衣にはやはり着物用の肌襦袢(夏用)を身に着けたほうがいいですよと、
おすすめしたいところではありますが、肌襦袢まで買う予算がないという
方も多いと思います。

そこで、登場するのが

・吸湿速乾インナー(ユニクロなどで売っているもの)
・タンクトップ
・キャミソール
・フェイスタオル+腰紐
・保冷剤、冷えピタ

です。
これらのものを使って、汗を緩和してみましょう。

1.吸湿速乾インナー

このインナーの効果をご存知の方は多くいらっしゃるでしょう。でも、
浴衣の下に着るという発想は意外とないかもしれません。

いかにして汗を抑えるかがポイントなので、速乾は効果的です!

浴衣のほうに汗が染み出てこないのですから、見た目にもきれいです。

2.タンクトップ

吸湿速乾インナーが手元にない、買いに行く暇がない、という人は、
お手持ちのタンクトップを着てみましょう。

ただし、素材は、綿がよいですね。
速乾はできなくても、汗の吸収がよいからです。

3.キャミソール

吸湿速乾インナーも着ないし、綿のタンクトップもないわという人は、
キャミソールを身に着けましょう。

浴衣を肌に直接あてるのは、実はとっても暑いのです。
キャミソールを着たがほうが、素肌のときよりは数段快適なはずです。

4.フェイスタオル+腰紐

これは、私も利用しています。
タンクトップを着たあとに、フェイスタオルを腰に巻きつけます。

「タオルなんて巻いたらもっと暑いじゃん!」って思うでしょう?

でも、意外なことに、快適なんです。

帯の下は、どんなに対策をほどこしても、いちばん汗をかくところ。
でも、タオルを巻くと汗を吸収してくれるので、むれません。

私は、フェイスタオルを帯の幅よりせまく折って、それを簡単に
縫いつけ(手縫いで)、両端に半分に切った腰紐を縫い付けて、
腰に巻き付けやすいように準備しています。

腰紐が前に来るようにして回すと着付けもらくちんです。

浴衣は着物。着物はずん胴のほうが美しく見えますから、タオル効果
は、スタイルの面でも大いにあなたを引き立ててくれるはずです。

5.保冷剤・冷えピタ

保冷剤、これは、究極のアイテムです!

保冷剤を薄いハンカチに包んで帯と浴衣の間の両脇に1つずつはさみます。
すると、不思議。顔の汗までおさえられてしまうのです。

ただし、すぐにとけてしまうのが難点。
小さな保冷バッグを用意して替えを持っていきたいところですね。

冷えピタは、首の根元あたりに貼るのが効果的です。
もちろん、背の高い彼から見えないように、貼る場所を選んでください。
襟ぐりから見えないようにするのがポイントです。

首元を冷やすのは、帯の下に入れる保冷剤よりも、顔の汗を抑えるのに
効果的です。ということは、メイク崩れも防げるということです。

最近、小さなお子さんが熱中症対策で首に保冷効果のあるタオル(?)を
巻いているのを見かけますよね。あれと同じ効果が望めるということです。

汗対策をするということは、臭いの対策をすることでもありますから、
ここはきっちりおさえておきましょう。

浴衣の素材

浴衣をこれから買おうと思っている方には、浴衣そのものの素材チェックを
おすすめします!

洋服でも同じですが、素材によって体感温度はだいぶ違います。
浴衣のように全身を包むものが、汗を布の下に閉じ込めるようなものでは、
花火を楽しむどころか、真夏の夜に熱中症で倒れる羽目になってしまうかも
しれません。

おすすめの素材は、木綿です!

浴衣は夏に着るものですから、涼しげに見えるようにするだけでなく、
実際に身につけたときに涼しく感じられるものであったはずです。

最近は、ポリエステル素材の浴衣が多く出ていて、その素材を着た人に
聞いてみるとみんな口をそろえて「暑い」と言います。

ポリエステルのほうが、着用後のお手入れは簡単ですから、それで
選ぶ方が多いのかもしれません。

でも、彼の前で素敵に浴衣を着こなしたいなら、お友達に差を着けたいなら、
木綿素材です。

木綿にもいろいろ種類がありますが、中でも綿麻が最高におすすめです!
綿朝のよいところは、通気性のよさ。
吸水性もあります! 実は速乾性もあるという優れものです。

臭いを気にするなら、日本古来の速乾性素材の浴衣がいいかもしれません。

ポリエステルのものもどんどん改良されて吸水性もアップしてきている
ようですが、綿麻や木綿にはかないません。

これから購入する方は、ちょっとだけ奮発して綿麻の浴衣を選んでは
いかがでしょう?

浴衣を着てお出かけ

浴衣の姿の美しい女性を見ると、同性でもドキッとするものです。
同性をドキッとさせられるような着こなしができている方は、きっと、
その美しい浴衣姿の下に、しっかりとした汗対策をしているはず。

重ね着したら余計に汗をかく……という発想を捨て、
見えないところでしっかりと汗対策をしてお出かけになってくださいね。

そして、最後に小道具です。
浴衣には団扇や扇子が似合います。汗をかいたらそっとあおいで発汗を。

メイク崩れをふせぐためには、こまめに汗をおさえることです。拭くの
ではなく「そっとおさえる」こと、これが素敵な女の子の所作ですよね。

浴衣を素敵に着こなして、楽しい夏をすごしてくださいね。