[著者情報]
遥(Haruka)/ 音楽ライター インディーズ時代からMrs. GREEN APPLEを10年以上追い続けている音楽ライター。フェーズ1完結の横浜アリーナ公演も現地で取材。バンドの変遷を「一人のファン」と「プロの視点」の両面から見守り続けています。 ペルソナへのスタンス: 「最近ミセスを好きになった方が抱く『なぜ?』という戸惑いは、それだけ今の3人が放つ輝きが強いからこそ。その戸惑いを、未来への期待に変えるお手伝いをさせてください。」
5人のミセスを見て、胸がざわついたあなたへ
YouTubeで「青と夏」や「インフェルノ」のMVを再生したとき、画面の中に今の3人ではなく「5人の姿」を見つけて、少しだけ胸がチクリとしたことはありませんか?
「あれ、この二人は誰?」「どうして辞めちゃったの?」「もしかして、仲が悪かったのかな……」
最近ファンになったばかりのあなたにとって、Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の過去に触れることは、まるで大好きな物語の欠けているページを見つけてしまったような、不安な気持ちになるかもしれません。特にネットで検索すると出てくる「死亡」や「不仲」といった不穏な言葉に、心を痛めている方も多いはずです。
でも、安心してください。あの脱退は、誰一人欠けることなく、全員が自分の人生の主役に戻るための、最も誠実な選択だったのです。
10年以上彼らを見つめてきた私だからこそお伝えできる、公式発表の裏側にある「5人の絆」と、それぞれの「今」についてお話しします。この記事を読み終える頃には、過去の5人も、今の3人も、そして新しい道を歩む二人も、すべてを愛おしく思えるようになっているはずです。
この記事の要約
Mrs. GREEN APPLEが3人体制になった理由は、フェーズ2への進化に伴う「全員の幸福のための卒業」です。①活動休止期間中の対話を経て、個々の人生の夢を尊重し脱退を決定。②不仲や死亡説は根拠のないデマであり、公式発表には互いへの愛が溢れています。③元メンバーも現在はそれぞれの道を前向きに歩んでいます。
H2-1: なぜ3人になった?脱退の経緯と「フェーズ2」への進化
ミセスが5人から3人体制になったのは、2021年12月30日のこと。しかし、その伏線は2020年7月の「フェーズ1完結」と活動休止にありました。
当時のミセスは、飛ぶ鳥を落とす勢いでスターダムを駆け上がっていました。しかし、フロントマンである大森元貴さんが描く「次なるビジョン(フェーズ2)」は、これまでの「バンド」という枠組みを大きく超える、より自由で、よりエンターテインメントに特化した表現形態でした。
約1年8ヶ月に及ぶ活動休止期間。活動休止期間は、単なる休息ではありませんでした。「フェーズ1」という一つの物語を完璧に終わらせ、全く新しい「フェーズ2」へ進化するために、メンバー全員が自分自身の人生と向き合った「対話の時間」だったのです。
大森さんが提示した新しいビジョンに対し、山中綾華さん(Dr.)と髙野清宗さん(Ba.)は、プレイヤーとしてフェーズ2という表現の道を共に歩むのではなく、自分自身の新しい夢や人生を全うしたいという答えを出しました。これは「決別」ではなく、互いの未来を尊重した「卒業」だったのです。
🎨 Mrs. GREEN APPLE 進化の軌跡

H2-2: 不仲や死亡説は本当?ネットの噂を徹底検証
検索窓に「ミセスグリーンアップル 脱退理由」と入れると、心ない言葉が並ぶことがあります。しかし、それらのほとんどは根拠のない憶測に過ぎません。
「死亡説」の正体
まず断言します。元メンバーを含め、5人全員が今もそれぞれの場所で元気に活動を続けています。 なぜこのような不穏なワードが出るのか。それは、活動休止(=活動が止まる)という言葉からの極端な連想や、過去に他のアーティストで起きた悲しいニュースと混同された結果、検索エンジンのサジェストに残ってしまった「ノイズ」です。
「不仲説」と「ワンマン体制」への誤解
「大森さんのワンマン体制に耐えられなかったのでは?」という声もあります。確かに大森さんは天才的なクリエイターですが、脱退時の公式コメントを読めば、そこに確かな「愛」があったことがわかります。
「ミセスは僕にとって、かけがえのない宝物です。二人と一緒に過ごした時間は、何にも代えがたい財産です」
出典: Mrs. GREEN APPLE 公式サイト メンバーコメント – 2021年12月30日
もし本当に不仲であれば、活動休止という長い時間をかけて話し合うことはありません。「フェーズ1」という最高の形で幕を閉じ、互いの新しい門出を祝うために、彼らはあえて時間をかけて、誠実に別れを選んだのです。
【結論】: ネットの短い言葉に惑わされず、彼らが残した「音楽」と「公式の言葉」だけを信じてください。
なぜなら、脱退をポジティブに捉えるという視点は多くの人が見落としがちですが、ミセスの楽曲には常に「変化」と「受容」というテーマが流れているからです。脱退という変化もまた、彼らが歌ってきた「自分らしく生きる」というメッセージを、メンバー自身が体現した結果なのです。この脱退に関する知見が、あなたの不安を解消する助けになれば幸いです。
🎨 5人の間にあった「リスペクト」の証

H2-3: 元メンバー山中綾華・髙野清宗の「今」と、5人の絆の形
脱退した二人は、今どうしているのでしょうか? 彼らもまた、自分の人生を力強く歩んでいます。
📊 元メンバーのプロフィールと現在の歩み
| メンバー名 | 担当 | 脱退時のメッセージ | 現在の状況(2024年時点) |
|---|---|---|---|
| 山中 綾華 | ドラム 🥁 | 「自分自身のやりたいこと、進みたい道が見つかった」 | 表舞台からは退いているものの、一人の女性として新しい生活を大切に送っています。SNS等を通じて時折元気な姿を見せてくれることもあります。 |
| 髙野 清宗 | ベース 🎸 | 「Mrs. GREEN APPLEとしての活動はやり切った」 | 音楽への愛は変わらず、自身のペースで新しい表現や生活を模索していると伝えられています。 |
二人が同時に脱退したことで「何かトラブルがあったのでは?」と勘ぐってしまうかもしれませんが、それは「新体制(フェーズ2)が始まる前に、きれいにバトンを渡したい」という、残る3人への最大の配慮だったと私は考えています。
今の3人がステージで放つ圧倒的なエネルギー。それは、過去の5人時代に積み上げた土台があるからこそ。そして、二人が別の場所で幸せに生きていると信じているからこそ、彼らは迷いなく進めているのです。
H2-4: FAQセクション
Q: 二人の脱退理由は「結婚」だったのでしょうか? A: 公式には一切発表されていません。同時脱退だったためそのような憶測が飛び交いましたが、あくまで「個人の夢」と「バンドの進化」の方向性の違いが理由です。プライベートな理由ではなく、プロとしての人生設計に基づいた決断と言えます。
Q: 今の3人と元メンバーの交流はあるのですか? A: 公にツーショットが載るようなことはありませんが、大森さんはインタビューで今でも過去のメンバーへの感謝を口にすることがあります。形は変わっても、彼らが共に過ごした「フェーズ1」の事実は消えることはありません。
5人の決断を信じて、これからもミセスを愛するために
「5人のミセスが好きだった」という気持ちを、否定する必要はありません。過去のMVを見て寂しくなるのは、あなたがそれだけ彼らの音楽を深く受け止めている証拠です。
でも、これだけは覚えておいてください。 今の3人が奏でる音楽の中には、間違いなく5人で過ごした日々のエッセンスが息づいています。
山中さんと髙野さんが選んだ「新しい道」と、大森さん、若井さん、藤澤さんが選んだ「フェーズ2という挑戦」。そのどちらもが、Mrs. GREEN APPLEという物語が生んだ、正解の形なのです。
過去の映像も、今の楽曲も、安心して楽しんでください。彼らの物語は、形を変えながら、今も最高に輝いています。
[参考文献リスト]
- Mrs. GREEN APPLE、山中綾華と髙野清宗が脱退 – 音楽ナタリー, 2021年12月30日
- Mrs. GREEN APPLE 公式サイト アーカイブ
- 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年5月号 大森元貴ロングインタビュー
